皆さんこんにちは!

「エルドレインの王権」発売に加えて、これから年末にかけてPTQ、GP名古屋、ファイナルズとイベント目白押しでスタンダードが熱い!!
という事で本日はスタンダードで最近自分が調整していた赤タッチ黒アグロを紹介しようと思います。

記事全部読んだ後にうーんその戦績は求めて無いんだよなぁってなっても申し訳ないので先にこのデッキの戦績書いておきますのでご参考にして頂ければと思います。
細部の調整して形変えながらですがMO7リーグして4-1が3回と3-2が4回です。
5-0は出来ませんでしたが安定して勝ち越し出来るといった所です。


◆デッキリスト


赤単t黒



23
3枚 11枚 1枚 4枚 4枚






22
3枚 4枚 4枚 2枚 2枚 3枚 4枚


15
4枚 3枚 4枚 1枚 3枚






15
1枚 4枚 4枚 2枚 1枚 3枚

自分がエルドレインの王権Top5カードに選んだ《朱地洞の族長、トーブラン》《義賊》が使いたくてリリースからこれまで調整していたデッキです。
詳しくは後で書きますが苦手なデッキに勝率を上げたかったので黒をタッチしています。


◆このデッキを選ぶメリット・デメリット

今のスタンダードは自分の中で大きく分類するならゴロス原野、ジェスカイファイアーズ(創案の火)、シミック、単色アグロが主であり、その他のデッキが続く形だと思っています。
赤単の最大のメリットは現在最大勢力であるゴロス原野に有利が付きやすい所です。
ゴロス原野やジェスカイファイアーズのように序盤が弱いデッキにはかなり有利が付きやすいですが、反面シミックの《王冠泥棒、オーコ》《意地悪な狼》にはめちゃくちゃ不利です。

もう一つメタゲーム以外のメリットを挙げるなら上記の主要デッキの中で唯一時間切れが起きないデッキという事もあります。


◆各カード毎の解説


まずは赤単を大きく分けるとこのカードが入っているか否かで変わるでしょう。
自分は《災厄の行進》を入れた形も試しましたが、ブン周りした時の爆発力は環境最強と言っても過言では無いと思いますが、構築上このカードに依存しすぎるのでこの形は好きにはなれませんでした。
(筆者の好みの問題なので弱くはない)



1マナ域のクリーチャーですが一般的な赤単では《焦がし吐き》《熱烈な勇者》を採用しているリストが多いです。
《稲妻の一撃》《魔術師の稲妻》といったカードが無くなった事でブロッカーを除去しにくくなったので自分は恒久的に相手にダメージを与え続けるクリーチャーのみを採用するようにしました。
《槍播き》《チャンドラの吐火》《朱地洞の族長、トーブラン》と相性が良いのはもちろん、絢爛を第一メインフェイズで条件達成出来るのも動きやすくて使い勝手が良いです。
《ブリキ通りの身かわし》はならず者のため《義賊》の条件達成が出来ます。
ただしマナ喰い虫で2枚引きたくない為4枚は採用していません。

脆さもある1マナ域ですが、無いと初動が遅くツーアクションも出来ないので速度差をまったく活かせなくなるのでもちろん必須。



2マナ域は《義賊》がマリガンをカバーしてくれつつ、環境のインスタント除去が少ない為速攻がかなり嬉しいです。
シミック相手はあまり殴れませんがゴロス原野やファイアーズには殴り放題。
《遁走する蒸気族》は試してみるも1マナクリーチャーが少ない事と《実験の狂乱》がメインに入ってないので圧倒的に《義賊》の方が好感触。
《リックス・マーディの歓楽者》は即効性は無いけど良い潤滑油ですね。
いっぱい引きたくないので2枚。他に入れたいカードがあればこのカードと変えると良いと思います。便利。





3マナ域は大渋滞!
ゴロス原野が多いうちは一番簡単に勝てる《チャンドラの吐火》は最低3枚入れておきたいです。
《炎の侍祭、チャンドラ》は最初サイドに2枚入れて試していたのですが、使えば使うほど昇格してメインに入って枚数も増えました。相手が受ける側だと3ターン目でプレイする上で一番計算をズレさせるカード。このデッキを使う前後で一番評価が変わったカードです。赤単は3マナのクリーチャーを出すタイミングで適宜な対処をされると相手がぐっと楽になってしまうのでこういうカードがあるのは嬉しいです。
《砕骨の巨人》《殺戮の火》は環境のクリーチャーサイズ次第といった所です。
両方3マナという重さがネックなのであまり多くしすぎても手札に腐ってしまいます。
(実際試しに巨人4、火3枚と入れたら手札と出来事領域に溜まりすぎてプレイタイミングにとても困りました)

なので《探索する獣》が増えたら《殺戮の火》を増やす、のようにその点数の除去が想定されるマッチアップで必要かどうかの判断で増減させると良いでしょう。
(低マナ高火力呪文がスタンからほぼ無くなった為本体に火力呪文だけで勝つのは想定しにくいです)

自分が挙げるこのデッキは単色アグロ相手にサイド後にミッドレンジ寄りになる事があるのでその時は《砕骨の巨人》が除去兼ストッパーとして優秀なのでサイド込みで考えるなら2枚はあると嬉しいなと感じました。



4マナは《実験の狂乱》より《朱地洞の族長、トーブラン》を優先しています。
中盤まで打たれ弱い反面ターン数が進むにつれて盤面が強くなりやすいデッキが多い為、4,5ターン目に確実にダメージを加算出来る方が良い場合が多いです。
《実験の狂乱》は除去コントロールなどこっちのリソース不足が顕著になったりターン経過で相手が強くならないデッキ相手などでサイドに有ると良いと思います。



サイドボードは一転して黒いカードが沢山。
《王冠泥棒、オーコ》《意地悪な狼》が本当に無理だったのでこのカードを採用。
他にも《世界を揺るがす者、ニッサ》《ハイドロイド混成体》など赤いカードじゃ触りにくいカードのオンパレードなのでシミックに対抗する為に入れました。
もちろん相手の構成にもよりますがサイド後5.5~6割くらいは勝率出ましたが、そもそも引かないとボコられるので正直に言うとマッチ2本取り切るなら分が悪いと思います。
自分はこの形にしてますが、当たったらしょうがないと割り切れる人は《寓話の小道》の無い赤単で良いと思います。

サイドボード8枚の枠を取るのはそんなに入れたいカードが無かったので個人的には気にならなかったです。


以上、赤単t黒の説明でした。読んで頂きありがとうございました!
アリーナで試行回数が多くなり新しいデッキ・構築が短いスパンで出てくる為、対仮想がしにくい為サイドプランに関しては載せていません。
もし何か質問があれば気軽に聞いてください。

それでは今回はこれにて。
エルドレイン王権スタンダード、楽しんでいきましょう~