皆さんこんにちは!

 

前回の記事で少し触れてましたが、新セット発売後にその環境のシールドについて環境考察をする事になりました。

また、シールドプールを1つお題として載せてそれを僕が構築するとこう組む。という読者の方も一緒に考えてもらえる企画も合わせて実施しているので時間がある方は是非考えてみてください!

 

シールドはプレリリースを始め、GPやPTQなどで必要となる場面があるので少しでもこの記事がそれらの一助になれば幸いです。


  ◆環境の把握(前環境からの変化)



イクサラン6パックからイクサランの相克が加わった事による変化ですが、僕は下記のように考えています。 

 

①プレイアブルなカードのみでデッキを作成しやすくなった。

②飛行などの回避能力を使ったビート戦略が有効になった。

③ボムに対する回答をデッキに入れたい。

 

それぞれについて理由を説明していきましょう。


①プレイアブルなカードのみでデッキを作成しやすくなった

 

イクサランの相克で《旅行者の護符》《進化する未開地》に加えて、アンコモンの2色土地が収録された事によりシングルシンボルの多色タッチが容易になりました。

これによりメインデッキの足りない部分を他色で補う事で全体をプレイアブルなカードで構成でき、デッキの強さの底上げをし易くなっていると言えるでしょう。

 

 

正直イクサランの《未知の岸》は弱くて入れたくなかったですし、宝物トークンを生成するカードや《新たな地平》を使った多色化は、それを行う為のメインカラーが指定されているので柔軟性にやや難がありました。

 

一方でイクサランが2パックになったことで宝物トークンを2つ生成するカードや《新たな地平》のようなコモンで色マナを2つ供給出来るカードが出てくる割合が減っている為、他色のダブルシンボルカードをタッチするのは厳しくなりました。


②飛行などの回避能力を使ったビート戦略が有効になった

 

これは飛行が強くなったのでは無く、飛行でダメージレースが出来るようになったという事です。
その要因は、

 

・イクサランには+2/+2と修正値が高いオーラがコモンに複数あったが、イクサランの相克では修正値が低く、レアリティもアンコモンに偏っている。

 

イクサランのオーラ

 

 

イクサランの相克のオーラ

 

 

 

・装備品も《海賊のカットラス》が減り、イクサランの相克では有用な装備品が無い。

 

 

・コンバットトリックの呪文もゲインなどが付加能力となっているものが多くなり、盤面への影響度が低減された。

 

 

前環境では地上クリーチャーが攻める際に使われるオーラ、装備品、コンバットトリックが強力だった為に序盤から地上が止まりづらく、飛行でダメージレースをしようとしても負けてしまう状況が多々ありました。

 

イクサランの相克の追加後でも基本的なクリーチャーのサイズはそこまで変わってはいないと思っていますが、上記3つの変化により攻めのバックアップが弱まった事で地上が止められる状態になり、飛行でダメージレースをする猶予が与えられていると思います。

 

また緑の到達クリーチャーがイクサランの相克では0枚になり、《垂直落下》もメインに入れにくいカードなので、緑相手に殴りやすくなっているのも見逃せません。

 

 

 

逆に緑を使うときは相方のカラーでそこを対処出来るように強く意識したいです。


③ボムに対する回答をデッキに入れたい

 

これは②で説明した理由によりクリーチャー同士で相打ちを取りやすくなったことでゲームが長引きやすくなりました。その為レアなどの強いボムカードに遭遇する確率が増える事が想定されます。

 

今回のレアではエルダー恐竜や他色の両面カードなど強力なレアもあるので、メインボードから手札破壊を入れる事も視野に入れる事が出来ると思っています。

 

 

また、《イクサランの束縛》《押し潰す梢》といったある程度範囲の広いエンチャント破壊もメイン採用が出来ると思います。(《イクサランの束縛》はそもそもメインに入りますが・・・)

 

 

どの環境でももちろん出来るに越した事はないのですが、いつもより上記を意識したメインボードを作りたいです。 


 以上、簡単ですが僕がこの環境のシールドで感じた事を書かせてもらいました。

では、下記にお題のシールドプールを載せているので上記を参考にしてもらって是非どう組むか考えてみてください!


テキストデータ:Downlaod

MOフォーマットリスト:Downlaod




 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回は上記のプールになります。

 

一回目は比較的簡単なプールだと思います。

このプールの僕の構築は今週金曜日(1/26)に公開します。

※公開は1/29(月)に変更になりました。
 

また、来週には2回目のプールを公開予定ですのでそちらもお楽しみに~。

(今回は比較的楽なプールでしたが、もしこのプール難しいからやってみて!みたいなのがあればSNS等で松本宛に連絡頂ければお題として出来ると思いますのでお気軽にどうぞ。今週日曜日までに連絡貰えればお題確定前ならそちらでやってみます。) 


 ◆松本選手の回答 ※1月29日追記

 

こちらが僕の構築になります。

 

 

白と黒が単純にカードが揃っている為メインカラーは2色で迷う事はありませんでした。 

考慮した点は《血潮隊の司教》《復活》を入れるかどうかでした。 

 

  

採用されている吸血鬼クリーチャーの多くが飛行を持っているのでダメージ元となりえますがタフネスが低い為に場に残りづらく、《血潮隊の司教》を上手く機能させることは難しいでしょう。また、除去は多く取れていますが骨太なクリーチャーが少ないので盤面を固める為に《突進するモンストロサウルス》をメインに採用しました。 

 

《復活》《選定された助祭》《黄昏の預言者》を回収出来れば一攫千金なのですが、基本的にクリーチャーの線が細めなので回収した後に盤面を返せる訳でもなく、細いカードと一緒に引いた際に押し込まれるリスクを低減するため、またデッキ内のボムは一度出せば事足りると思い、除去多めのデッキなどに対するサイドボードとしています。

 

全体的にバランス良さを意識して組んだつもりです。