三種類の異なったチャンドラーがいる世界とは!?

基本セットでも、多くのデッキに入りそうなカードが多くあり、そして!基本セット2020のカードで新たなデッキも。5人「基本セット2020」で注目しているTOP5カードはこれだ!


 

第5位:静寂の神殿/Temple of Silence


占術土地の強さは承知の通りですが、その中で1枚、と言われたら静寂の神殿を上げます。「10月以降」「《ケイヤの怒り》」後の説明は無粋でしょう。


第4位:傲慢な血王、ソリン/Sorin, Imperious Bloodlord


こ、これは現代に蘇りし《実物提示教育》!? となりえるかは分かりませんが、3ターン目に《薄暮の勇者》《マガーンの鏖殺者、ヴォーナ》 が出てくるのはこれまでの吸血鬼にはなかったブンまわりパターンですし、1ターン1アクションになりがちだった吸血鬼デッキに除去+展開の2アクションなど、動きの幅を与えてくれます。 マイナスで場を作った後は、展開+除去や強化の2アクションでターンをつなぎながら、2ターン後にはもう一度大展開。 しゃぶりつくしてやる感が凄いプレインズウォーカーです。

第3位:発現する浅瀬/Risen Reef


一言で言うと 《とぐろ巻きの巫女》 なんですが、他のエレメンタルでも誘発するのはかなり宇宙。 2枚並んだ日には手札も土地も溢れかえります。 《とぐろ巻きの巫女》 と違ってトップを公開しなくていいのもGOODです。(ついでに言うと土地でも手札に加えられます)

第2位:大食のハイドラ/Voracious Hydra


ハイドラ界のニューエース。ランプデッキのユーティリティカードとして活躍が期待できます。 3マナで《ラノワールのエルフ》 を除去して良し。 4マナで4/5ブロッカーとして立たせて良し。 5マナ以上は驚異のスタッツ。5マナ6/7トランプル! 6マナ8/9トランプル!! はい。テキストを読み上げてみました。

第1位:アーク弓のレインジャー、ビビアン/Vivien, Arkbow Ranger


よくありそうで地味に見えるプラス能力ですが何気にかなりのことが書いてあります。一気に2サイズもアップさせるプラス能力は初めてで、今回のニューカマー《樹皮革のトロール》 との相性が良く、もちろん《世界を目覚めさせる者、ニッサ》 との相性も最高。5/5警戒はそびえ立つ絶望です。 というか《鉄葉のチャンピオン》 だろうが《ラノワールのエルフ》 だろうが、ぶっちゃけ種ポケモンはなんでもよかったりします。 プラス能力であることから連続して使えるため、ただの《ラノワールのエルフ》 が次のターンには5/5に! おまけにトランプルも! 驚異の育成力! 令和のダイジョーブ博士! また《狂気の一咬み》 能力も緑が待ち望んでいた能力で、《大食のハイドラ》 と合わせて緑が除去できない色というイメージは過去のものになるかもしれません。 大マイナス能力も《永遠神ロナス》 《不和のトロスターニ》 《裏切りの工作員》 他、あれこれサイドボードを考える楽しい時間をもれなくプレゼント。 とにかく使ってみたい!と思わせるナイスカードです。



第5位:祖先の象徴/Icon of Ancestry


よくある部族デッキ用の+修正置物に、息切れ防止の能力がおまけで付いてるのがありが たい。起動するタイミングが少ないかもしれませんがあると無いでは大違い。 特に下の環境では全体ダメージや-修正の対策+リカバーカードとしてサイドボードとし て使えるかもしれません。《霊気の薬瓶》 と合わせると起動コストの負担が減るのも良い ですね。


第4位:抽象からの抽出/Drawn from Dreams


4マナソーサリーではあるものの7枚とかなりの枚数を掘れるので《運命のきずな》 《ハイドロイド混成体》 などの特定のキーカードを探すデッキにとっては《伝承の収集者、タミヨウ》 と並びこのカードは有難いと思います。 特に《運命のきずな》 デッキであれば《荒野の再生》 によってソーサリーである事をカバーしやすいです。


第3位:変容するケラトプス/Shifting Ceratops


帰ってきたプロテクション付きクリーチャー。 環境に多い《時を解す者、テフェリー》 で対象にされる心配は無いし、トランプルと速攻というPWを落としやすいデザインになっているのがナイスです。 後述しますが恐竜であるのも地味に嬉しいです。


第2位:無法の猛竜/Marauding Raptor


クリーチャー全部1軽くなるので、次ターンから2,3マナクリーチャー同時展開とか展開力 がとんでもない事に。それが2ターン目に出せるのはさすがに強いです。 最近では2マナ域からタフネス3以上を採用するのは全然難しくないので、2体並べない限 りはほぼデメリット無しみたいなものです。 前述の《変容するケラトプス》 も恐竜ですし、イクサランブロックの激昂持ちの恐竜と合わせるのも良いと思います。


第1位:空の踊り手、ムー・ヤンリン/Mu Yanling, Sky Dancer


3ターン目にプレイから+2能力が忠誠度の上がり方が早く、能力自体も自衛に適している のでかなり落ちにくいデザインでありまっすぐに奥義を狙っても良いですし、トークンを 生成してもほっとけない驚異を作ってくれます。 青絡みの3マナPWちょっと強くないですか??



第5位:軍団の最期/Legion's End


《胆汁病》 のように同名クリーチャーを一掃できる軽量除去。 この手のカードでは珍しくライブラリーからは追放できませんが、そこはあまり重要ではありません。 僕が愛してやまない《 成長室の守護者 》 を根こそぎ一掃できます(涙) 他にも《栄光の終焉》 《ベナリア史》 のトークン、《アダントの先兵》 、モダンの《墓所這い》 《恐血鬼》 などに対して効果的なので幅広い活躍が期待されます。


第4位:稲妻の嵐族/Lightning Stormkin


1マナ軽くなった《空騎士の軍団兵》 は現代のスタンダードでも十分通用するスペックだと思います。 しかもエレメンタル・ウィザードと需要のあるクリーチャー・タイプで、特にエレメンタルは今回のセットでフィーチャーされている部族です。 ウィザードは《ギトゥの溶岩走り》 《戦慄衆の秘儀術師》 、《燃えがらの風、エイデリズ》と優秀なクリーチャーが揃っているのでついに一線級に躍り出るかもしれません。《燃えがらの風、エイデリズ》 プレインズウォーカーが多い環境なので、それらを牽制できる飛行速攻の多いデッキはそれだけで魅力的です。


第3位:チャンドラの調圧器/Chandra's Regulator


こんな便利な置物を待ってました! 起動型能力をコピーって、そのチャンドラが実質2体いるようなものなので明らかにやばいです。 しかも今回はチャンドラが3種類も収録されてるので使わない手はないでしょう! まず《炎の侍祭、チャンドラ》 の2番目の能力をコピーしてエレメンタルを4体生成し、 《新米紅蓮術師、チャンドラ》 の1番目の能力をコピーして全員+2/+0修正、最後に《目覚めた猛火、チャンドラ》 の2番目の能力をコピーすればエレメンタル以外全てに6点与えつつ12点のアタックを仕掛けることができます。 何気なくついてるルーター能力も安定してマナを伸ばすために重宝するでしょう。 ビッグレッドの再来なるか!?


第2位:目覚めた猛火、チャンドラ/Chandra, Awakened Inferno


《チャンドラの調圧気》 を勧めておきながらその持ち主を勧めないわけにはいかないでしょう。 このカードを一目見た瞬間、《 炎呼び、チャンドラ 》 を連想しました。 全体火力がついていて、相手のライフやプレインズウォーカーに対してもプレッシャーをかけれる点でそっくりです。 特筆すべき違いはカウンターされないことと、その忠誠度の高さでしょうか。出たターンに+2できれば並大抵のアタックでは落ちません。 どの能力も 《チャンドラの調圧器 》 でコピーしがいがあるのも嬉しいですね。。


第1位:傲慢な血王、ソリン/Sorin, Imperious Bloodlord


チャンドラを差し置いて1位に選んだのはソリン! いつもどれを1位にするか迷うのですが今回ばかりは即決でした。 僅か3マナのプレインズウォーカーで、忠誠度を高く維持しながら強化や除去をできるのは前例にありません。 1番目の能力は特に《アダントの先兵》 と相性抜群で、破壊不能の付与で失ったライフ損失をカバーできます。 2番目の能力は除去としてはもちろん、《ケイヤの誓い》 と同じくプレイヤーに3点与える事もできるので残り1桁までライフを追い詰めれば起動し続けるだけで勝ててしまいます。 3番目の能力はどんなに重い吸血鬼でも出せますが、正直6マナ以上は使い物にならない吸血鬼しかいません。それよりも3ターン目《傲慢な血王、ソリン》 → 4ターン目《 饗宴への召集》 →ソリンの能力で《薄暮の勇者》 を出して4~5枚ドローと動くだけで十分だと思います。 吸血鬼デッキでしか使えないという制限はあるものの、ミシックチャンピオンシップⅠでジョー・ソーさんがマルドゥ吸血鬼 https://article.hareruyamtg.com/article/21503/ (リンク先晴れる屋様)を使い、上位に入賞しているくらいには今のスタンダードには優秀な吸血鬼が揃っています。 個人的に部族デッキは大好きなので一番注目しています!



前回の注目ランキングでは、《時を解す者、テフェリー》 「さすがにアンプレイアブル」と断じながら執筆していた結果、見事にスタンダード環境を定義する一枚となってしまいました。 その他にも灯争大戦のプレインズウォーカーは本当に強力なカードが多く、環境に与えた影響は僕の予想を大きく超えていました。 しかしそれに触発されてか、今回の基本セット2020からは基本セットらしからぬ”トガり”のようなものを感じますね。 「世にはばかるプレインズウォーカーたちに対抗できるカード!」という目線で見てみると面白いかと思います。

第5位:漆黒軍の騎士/Knight of the Ebon Legion


《時を解す者、テフェリー》 に対してははやりクリーチャーを多面展開するのが有効な手段でしょう。 1ターン目にこいつから2ターン目にもクリーチャーを追加すれば、テフェリーが+から入っても-から入っても返しで落とすことができるので、そもそもテフェリーを出したくないという盤面を作ることができます。 今回地味に関連カードが収録されている吸血鬼。もともと環境には2マナのロードである《軍団の副官》 が存在しますし、《光輝の運命》 に加えて《祖先の象徴》 という新たなカードも加わり、吸血鬼+1/+1のカード12枚体制。 イクサランブロックのローテーション目前ですが、ここにきて有力なデッキになる可能性もあるんじゃないでしょうか。


第4位:朽ちゆくレギサウルス/Rotting Regisaur


3マナなのに7/6とは、どことなく不敬さが漂っていますね。 毎ターン手札一枚というペナルティは消して軽くはないですが、過去の同系統カードと比べると強さに対して優しい部類ではないでしょうか。 返しで対処される分には払わなくて良いので、プレインズウォーカーで対処される分には問題ありません。 +から入った《世界を揺るがす者、ニッサ》 の固さにはみなさんほとほとお困りだと思うので、ブロッカーをどければ一発で落とせるパワーを持ったクリーチャーには必然的に期待が集まりますね。 僕は今後もパワー6以上のクリーチャーが出るたびに「えっニッサワンパンじゃん!」を連呼します。


第3位:目覚めた猛火、チャンドラ/Chandra, Awakened Inferno


二ッサワンパンじゃん!(なお差し違え) クリーチャー化した土地は流れませんが... とはいえ、+から入ったテフェリー等をワンパンして残るのはいいですね。プレイしてすぐプレインズウォーカーを倒し、かつ盤面に残れるプレインズウォーカーは《ドミナリアの英雄、テフェリー》 くらいだったので、それなりに評価できると思います。相手の残り忠誠度次第では2体以上倒して場に残ることもありますね。 重いためデッキは選ぶと思いますが強力なチョイスになり得る一枚かと。


第2位:アーク弓のレインジャー、ビビアン/Vivien, Arkbow Ranger


味方のクリーチャーを介して相手のプレインズウォーカーにダメージを与えることができる珍しいカード。 ダメージは格闘ではなく一方的に与えるので、こちらのクリーチャーと同サイズ帯のブロッカーを排除しつつプレインズウォーカーを殴れるのは良いデザインです。 4マナでトリプルシンボルと色拘束はきついですが、緑は《ラノワールのエルフ》 等のマナクリーチャーの存在もありまだ出やすいほうかな? 今回、トリプルシンボルのカードが多数収録されていますが、現環境によくある三色のマナベースでは思ったよりプレイしにくいので、《睡蓮の原野》 等を活用するのもいいかもしれませんね。





第1位:光り角の海賊/Glint-Horn Buccaneer


僕が7年間MTGをやってきた価値観で言うとこいつのパワータフネスは2/2なのですが、あまりに驚いたのでいったん落ち着いて一晩寝てから次の日起きてもう一回確認したんですが、やっぱり2/4でした。 -能力で一仕事したプレインズウォーカーを返しで仕留める速攻能力は、まさに現環境で必要とされている能力でしょう。 手札を入れ替える能力も赤いアグロデッキの負けパターンであるマナフラッドを回避しつつ相手のライフを攻められるという親切設計。 《実験の狂乱》 でプレイできないカードがライブラリトップに来た場合でも能力を起動すれば一枚ずらすことができるので、非常に相性がいいですね。次代の赤主体のアグロを担うカードになるでしょう。




第5位:雲族の予見者/Cloudkin Seer


3ターン目に2/1飛行と1ドローする2つの動きが1枚でできるところがすごい。 3マナ域があくなら入れてもいいと思う。


第4位:凶暴な見張り、ガーゴス/Gargos, Vicious Watcher


コストパフォーマンスもよくて、もう1つのハイドラと合わせるとすごく強い。 あと除去うたれても1人道連れにするとこができていい。


第3位:風の騎兵/Cavalier of Gales


出た時に手札を整えることができて、なおかつ後半のなぐり合いもできるパワーを持っているので、ミッドレンジで使いたい。青トリシンがけっこうきついと思う。


第2位:炎の大口、ドラクセス/Drakuseth, Maw of Flames


マナ加速かリアニメイトで出すと思う。 ぼくだと、グルールでマナクリを使って速効を付けながら殴りたい。


第1位:目覚めた猛火、チャンドラ/Chandra, Awakened Inferno


今回は、チャンドラメインの赤単もかなり強そう。 二ターン目、《チャンドラの調圧器 》 で三ターン目、《 炎の侍祭、チャンドラ》  四ターン目、《 新米紅蓮術師、チャンドラ 》  五ターン目、《目覚めた猛火、チャンドラ》 という流れはさすがに難しいけど、一枚一枚がとても強力なので、重ねて出したい。 ただ、《古呪》 をうたれるのが心配。



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