1.ご挨拶



こんにちは、杉山です。



行ってきました、クアラルンプール。

大好きなスタンダードのGPということで、やる気は十分。

いつもならPTの結果が出てからデッキを作り始めるところ、カラデシュ発売後すぐにデッキを作成開始しました。

というのも今回のクアラルンプールは日程がPTの翌週であり、いつものペースではまったくやり込みが足りなくなってしまいます。

自分のスタイルを考えると、欲を言えばあと1週間後であればメタを反映させた勝てるデッキを作る自信もあったのですが、こればかりはしょうがありません。

幸い(?)ジョニーのお店への寄稿もあるので、モリモリとデッキを作りました。



スタンダードはこう変わる!

カラデシュ:デッキ製作のすゝめ





今回は、上記記事のあと、GP使用デッキ選択の変遷を追っていきましょう。



2.PT2週間前




3《森/Forest(KLD)》

1《島/Island(KLD)》

1《沼/Swamp(KLD)》

2《平地/Plains(KLD)》

4《霊気拠点/Aether Hub(KLD)》

4《植物の聖域/Botanical Sanctum(KLD)》

4《大草原の川/Prairie Stream(BFZ)》

4《進化する未開地/Evolving Wilds(BFZ)》



4《導路の召使い/Servant of the Conduit(KLD)》

4《森の代言者/Sylvan Advocate(OGW)》

4《密輸人の回転翼機/Smuggler's Copter(KLD)》

3《博覧会場の警備員/Fairgrounds Warden(KLD)》

4《反射魔道士/Reflector Mage(OGW)》

3《呪文捕らえ/Spell Queller(EMN)》

4《放浪する森林/Woodland Wanderer(BFZ)》

4《新緑の機械巨人/Verdurous Gearhulk(KLD)》



4《霊気との調和/Attune with Aether(KLD)》

3《ゼンディカーの同盟者、ギデオン/Gideon, Ally of Zendikar(BFZ)》




記事で作ったバントミッドレンジです。

せっかく作ったからには、ということで少し回してみたところ、タップインのもたつきが気になったのと、《密輸人の回転翼機/Smuggler's Copter(KLD)》が浮いている気がしました。

ただし《密輸人の回転翼機/Smuggler's Copter(KLD)》だけで勝てたマッチもあり、そのポテンシャルは目をみはるものがありました。

また、メタを見回すと《霊気池の驚異/Aetherworks Marvel(KLD)》や赤緑エネルギーや青単コロッサス・グリクシス現出が台頭してきており、《霊気池の驚異/Aetherworks Marvel(KLD)》はともかく、後者3つはかなり絶望なマッチアップであると感じました。



というわけでミッドレンジは諦め。

なにかしらアンフェアなデッキでないと厳しそうだと感じ、次のデッキ探しに移りました。





3.PT1週間前






24《沼/Swamp(KLD)》



4《墓所破り/Cryptbreaker(EMN)》

4《屑鉄場のたかり屋/Scrapheap Scrounger(KLD)》

2《ファルケンラスの後継者/Heir of Falkenrath(SOI)》

2《オリヴィアの竜騎兵/Olivia's Dragoon(EMN)》

4《秘蔵の縫合体/Prized Amalgam(SOI)》

4《憑依された死体/Haunted Dead(EMN)》

4《ヴォルダーレンの下層民/Voldaren Pariah(EMN)》



4《密輸人の回転翼機/Smuggler's Copter(KLD)》



4《悪意の調合/Sinister Concoction(SOI)》

4《闇の掌握/Grasp of Darkness(SOM)》





黒単ゾンビ。

《密輸人の回転翼機/Smuggler's Copter(KLD)》を一番強く使えるデッキはゾンビで間違いありません。

記事で紹介した青黒ゾンビはマナベースに難があり、《老いたる深海鬼/Elder Deep-Fiend(EMN)》と《ヴォルダーレンの下層民/Voldaren Pariah(EMN)》を併用するには無理がありました。

必然《老いたる深海鬼/Elder Deep-Fiend(EMN)》を諦めたのですが、すると青の意味は95%なくなってしまったことに気が付きました。

であるならばマナベースはより強固に。安定して《ヴォルダーレンの下層民/Voldaren Pariah(EMN)》を運用できる沼24枚です。

(1~2枚程度《ウェストヴェイルの修道院/Westvale Abbey(SOI)》を挿してもいい気はします)

またビートなのに後ろ向きなカードである《無情な死者/Relentless Dead(SOI)》を共鳴者2種に差し替え(どちらも一長一短で寄せきれず)、《悪意の調合/Sinister Concoction(SOI)》というカードを見つけ、かなりデッキのパワーが上がったことを感じました。



しかし、手応えを感じつつあったデッキですが、緑黒昂揚、いや《墓後家蜘蛛、イシュカナ/Ishkanah, Grafwidow(EMN)》というカードが立ちふさがりました。

《悪意の調合/Sinister Concoction(SOI)》でしか除去れないこのカード(CIPスタック《ヴォルダーレンの下層民/Voldaren Pariah(EMN)》変身でも除去れないことはないですが)。

ドローが《密輸人の回転翼機/Smuggler's Copter(KLD)》頼みということもあり、《密輸人の回転翼機/Smuggler's Copter(KLD)》が闇の掌握された時点でほぼGG。

PTでも一定数以上使われることは目に見えており、PTで《霊気池の驚異/Aetherworks Marvel(KLD)》に駆逐されてくれれば……!と願うものの、《霊気池の驚異/Aetherworks Marvel(KLD)》にも微不利なこのデッキ。 明るい未来はありませんでした。

またアドバンテージを得る手段が《秘蔵の縫合体/Prized Amalgam(SOI)》と《ヴォルダーレンの下層民/Voldaren Pariah(EMN)》に限られるため、トータルでは微有利なものの、赤白機体に手数負けするケースも気になりました。

諦め。





3.PT前日






10《沼/Swamp(KLD)》

5《山/Mountain(KLD)》

4《凶兆の廃墟/Foreboding Ruins(SOI)》

4《燻る湿地/Smoldering Marsh(BFZ)》



4《墓所破り/Cryptbreaker(EMN)》

3《傲慢な新生子/Insolent Neonate(SOI)》

4《屑鉄場のたかり屋/Scrapheap Scrounger(KLD)》

4《秘蔵の縫合体/Prized Amalgam(SOI)》

4《憑依された死体/Haunted Dead(EMN)》

4《ヴォルダーレンの下層民/Voldaren Pariah(EMN)》



3《稲妻の斧/Lightning Axe(TSP)》

4《密輸人の回転翼機/Smuggler's Copter(KLD)》

4《安堵の再会/Cathartic Reunion(KLD)》

1《無許可の分解/Unlicensed Disintegration(KLD)》

2《癇しゃく/Fiery Temper(SOI)》






……諦めきれませんでした^^

ドローとマッドネスを足し、《傲慢な新生子/Insolent Neonate(SOI)》による2ターン目《憑依された死体/Haunted Dead(EMN)》復活のブン回りパターンも追加した赤黒バージョン。

最初は軽いお試し気分でしたが、予想外に黒緑に連勝できたため、これを継続して使い込むことに。

ドローが増えた効果を実感しました。





4.PT後





プロツアー『カラデシュ』 デッキリスト・マッチポイント24点以上(スタンダード)

プロツアー『カラデシュ』 デッキリスト・マッチポイント21~23点(スタンダード)

プロツアー『カラデシュ』 デッキリスト・マッチポイント18~20点(スタンダード)





何はなくともPT好成績リストです。

今回のリストは非常に分かりやすく、見る人が見れば青白ミッドレンジ1択となるような結果でした。

実際PT後はMOでも青白が大増殖し、このメタを信じていいのか不安になるほどでした。

また、赤黒ゾンビ(赤黒マッドネス)も数は少ないながらも好成績を収めており、少し自信になりました。

メタ的に青白が増えることは赤黒ゾンビにとっては非常に追い風で、相手がマナを立てて《呪文捕らえ/Spell Queller(EMN)》や《大天使アヴァシン/Archangel Avacyn(SOI)》を構えているところをスカして《秘蔵の縫合体/Prized Amalgam(SOI)》リアニメイトや《ヴォルダーレンの下層民/Voldaren Pariah(EMN)》マッドネスの動きができればまず負けません。実際GPまで青白には一回も負けなかったことから、使用デッキは赤黒マッドネスに決定しました。

PT後のMO戦績は18勝2敗。ただし青赤《電招の塔/Dynavolt Tower(KLD)》、グリクシス《電招の塔/Dynavolt Tower(KLD)》に為す術なく負けたことから若干の不安を覚えました。




Main

10《沼/Swamp(KLD)》

5《山/Mountain(KLD)》

4《凶兆の廃墟/Foreboding Ruins(SOI)》

4《燻る湿地/Smoldering Marsh(BFZ)》



4《墓所破り/Cryptbreaker(EMN)》

3《傲慢な新生子/Insolent Neonate(SOI)》

4《屑鉄場のたかり屋/Scrapheap Scrounger(KLD)》

4《秘蔵の縫合体/Prized Amalgam(SOI)》

4《憑依された死体/Haunted Dead(EMN)》

4《ヴォルダーレンの下層民/Voldaren Pariah(EMN)》



3《稲妻の斧/Lightning Axe(TSP)》

4《密輸人の回転翼機/Smuggler's Copter(KLD)》

4《安堵の再会/Cathartic Reunion(KLD)》

1《無許可の分解/Unlicensed Disintegration(KLD)》

2《癇しゃく/Fiery Temper(SOI)》





Sideboard

3《ゲトの裏切り者、カリタス/Kalitas, Traitor of Ghet(OGW)》

2《知恵の拝借/Pick the Brain(SOI)》

3《蓄霊稲妻/Harnessed Lightning(KLD)》

2《精神背信/Transgress the Mind(BFZ)》

2《集団的蛮行/Collective Brutality(EMN)》

1《領事の旗艦、スカイソブリン/Skysovereign, Consul Flagship(KLD)》

2《無許可の分解/Unlicensed Disintegration(KLD)》






サイドに《知恵の拝借/Pick the Brain(SOI)》を積んだことで若干の《霊気池の驚異/Aetherworks Marvel(KLD)》対策アップ。

最初は4枚積んでいましたがBGや《電招の塔/Dynavolt Tower(KLD)》対策のために精神背信に散らしました。

また《領事の旗艦、スカイソブリン/Skysovereign, Consul Flagship(KLD)》はかなり初期から動いていないカードで、BGや青白相手に大活躍のカードでした。

同型もある程度いると思っていて、《ゲトの裏切り者、カリタス/Kalitas, Traitor of Ghet(OGW)》は多めの3枚。

結果、同型は影も形もありませんでしたが^^、カリタス自体は色々なマッチアップで活躍してくれました。





5.GP前日・金曜日



金曜日。さあ、出発の日です。

午前中仕事を片付けてから関西国際空港に向かったのですが、新大阪駅で乗り換え待ち中に環状線で事故が発生し、発車見合わせのアナウンスが。

慌ててバスに切り替え空港に急いだのですが、カウンターに辿り着くと無情にも搭乗締切の宣告。



……なんと空港ロビーでただ一人、暮れなずむ夕日を眺めることとなってしまいました。









6.GP前日・金曜日夜



どれぐらいそうしていたでしょうか。

ケータイからLINEの音が鳴り、我に返りました。

画面を見ると、現地に木曜入りした友人から、金曜深夜羽田発の旅券の案内が届いていました。

そう、自分がツイッターで飛行機に乗り遅れた旨をツイートしたところ、それを見て心配した友人が代わりのスケジュールを検索してくれたのです!

持つべきものは友。

そこからも時間との戦いでしたが、なんとか羽田行きの旅券・クアラルンプール行きの旅券をスマホから手配し、元々取っていた旅券の復路が有効か等を航空会社に確認し、7時間のフライトに揺られ、土曜朝6時にはクアラルンプール空港に降り立ったのでした。






クアラルンプールの高速バスから。涙で滲んでるわけではないです。





7.GP当日・土曜日



さあ、いよいよGP初日です。

今回のGP会場は超ドでかいショッピングモール内のイベントホール。

どれぐらいデカイかというと、1階にはスケートリンクがあったり、プール付き遊園地が併設されていたり!









テンションが上がるのを感じながら本戦開始です。





1回戦 BYE



2回戦 白青フラッシュ ○○

《呪文捕らえ/Spell Queller(EMN)》をスカしてドレッジ~《ヴォルダーレンの下層民/Voldaren Pariah(EMN)》して勝ち×2。



3回戦 BG昂揚 ○○ BIGsはまちさん

1ゲーム目は《溶岩の斧/Lava Axe(8ED)》からの《ヴォルダーレンの下層民/Voldaren Pariah(EMN)》で勝ち。

2ゲーム目は《残忍な剥ぎ取り/Grim Flayer(EMN)》を除去っていって《ヴォルダーレンの下層民/Voldaren Pariah(EMN)》で勝ち。



4回戦 4C機体 ○○

1ゲーム目は《安堵の再会/Cathartic Reunion(KLD)》から《憑依された死体/Haunted Dead(EMN)》~《秘蔵の縫合体/Prized Amalgam(SOI)》2体を釣って勝ち。

2ゲーム目は壮絶なダメージレースになるも《憑依された死体/Haunted Dead(EMN)》がブロッカーを用意してくれて勝ち。



5回戦 BG昂揚 ○○

1ゲーム目は《ゲトの裏切り者、カリタス/Kalitas, Traitor of Ghet(OGW)》の上から《ヴォルダーレンの下層民/Voldaren Pariah(EMN)》が殴って勝ち。

2ゲーム目は相手がダブルマリガンして一方的に勝ち。



6回戦 BG昂揚 ○×○

1ゲーム目は 《精神壊しの悪魔/Mindwrack Demon(SOI)》・《害悪の機械巨人/Noxious Gearhulk(KLD)》の上から《ヴォルダーレンの下層民/Voldaren Pariah(EMN)》が殴って勝ち。

2ゲーム目は 昂揚を達成され《墓後家蜘蛛、イシュカナ/Ishkanah, Grafwidow(EMN)》が盤石となって負け。

3ゲーム目は 相手の除去構えの動きをスカして最後は《密輸人の回転翼機/Smuggler's Copter(KLD)》を並べて上から殴って勝ち。



7回戦 白青フラッシュ ○○

ライフメモを見ると大きく「眠い」と書いてありました(笑)

《ゲトの裏切り者、カリタス/Kalitas, Traitor of Ghet(OGW)》の誘発忘れなどもあり、流石に疲れが出てしまったようです。

1ゲーム目2ゲーム目とも、相手の《呪文捕らえ/Spell Queller(EMN)》・《大天使アヴァシン/Archangel Avacyn(SOI)》をスカす動きからの《大天使アヴァシン/Archangel Avacyn(SOI)》に除去・《ヴォルダーレンの下層民/Voldaren Pariah(EMN)》の変身を合わせる動きで勝ち。



8回戦 BG昂揚 ××

ライフメモを見ると「相手ハンドが何も見えない」と書いてありました(笑)

相当集中力がなくなってきていたようです。

1ゲーム目は 一進一退のロングゲームから、《約束された終末、エムラクール/Emrakul, the Promised End(EMN)》をキャストされるもそれでも次ターンに押し切れる展開をして、勝ったか!?と思ったところからのトップ《新緑の機械巨人/Verdurous Gearhulk(KLD)》で打点が足りて負け。

2ゲーム目は除去と重いところ以外を何も引かず、できの悪い除去コンの動きで負け。

非常に熱戦でした。



9回戦 4C機体 ○×× 松本郁弥くん

ライフメモを見ると「キック」と書いてありました(笑)

ネタバレをすると、今GPで優勝することとなるキック松本くんとのマッチアップです。

1ゲーム目は一気呵成に攻められるもチャンプブロックでしのいだりしながら《溶岩の斧/Lava Axe(8ED)》で《ヴォルダーレンの下層民/Voldaren Pariah(EMN)》を並べ、変身スタック除去も更にスタック変身でかわせる動きをして勝ち。

2ゲーム目は一瞬で負け。

3ゲーム目は《ヴォルダーレンの下層民/Voldaren Pariah(EMN)》を出しながらもお互い除去と変身を構えて睨み合う形になり、ジリジリとダメージを通され続けて負け。

8回戦もそうですが、盤面を通じて会話しあうような、終わったあともお互いにいい試合だったと言い合うほど白熱したゲームでした。





というわけで初日は最後に2連敗して7-2という成績でした。

正直に言うとあと1勝はしたかったところですが、体調を考えると納得しなければいけないでしょう。

、、、と思いながら晩御飯はモール内の美味しい中華料理屋でお腹がはちきれんばかりに食べ、会場すぐ横のホテルに帰り、2日ぶりのベッドを満喫したのでした。改めてすばらしい立地の会場です。







8.GP2日目・日曜日



さあ、2日目です。

トップ8条件には5連勝。コンディションも回復し、やる気十分です。果たして!?



10回戦 4C機体 ○○

1ゲーム目は耐えて耐えて《ヴォルダーレンの下層民/Voldaren Pariah(EMN)》でまくり勝ち。

2ゲーム目はこちらがブン回って勝ち。



11回戦 白青フラッシュ ××

1ゲーム目は《ゼンディカーの同盟者、ギデオン/Gideon, Ally of Zendikar(BFZ)》連打からの《大天使アヴァシン/Archangel Avacyn(SOI)》で負け。

2ゲーム目は《折れた刃、ギセラ/Gisela, the Broken Blade(EMN)》を除去れず負け。



12回戦 白赤機体 ××

1ゲーム目2ゲーム目共に無抵抗なまま負け^^



13回戦 白青フラッシュ ○××

1ゲーム目は順当に勝ち。

2ゲーム目は1ターン目《墓所破り/Cryptbreaker(EMN)》から2ターン目に能力起動ではなく欲張って《安堵の再会/Cathartic Reunion(KLD)》を選んだところ《否認/Negate(MOR)》を合わせられて負け。

3ゲーム目は消耗戦の果てに《スレイベンの検査官/Thraben Inspector(SOI)》にチクチク殴られ続けて負け。



14回戦 BG昂揚 ××

1ゲーム目2ゲーム目ともに何もできない内に《ゲトの裏切り者、カリタス/Kalitas, Traitor of Ghet(OGW)》マウントを取られて負け。



15回戦 トリコ《電招の塔/Dynavolt Tower(KLD)》 ○××

1ゲーム目を奇跡の全力ブン回りで取るも、2ゲーム目3ゲーム目を順当に《稲妻織り/Weaver of Lightning(EMN)》除去コンされて負け。





圧倒的1-5!!



その圧倒的な負けっぷりに、最終戦後はトイレの個室に15分ほど篭ってしまうほどでした。

振り返ると、負けを反省しサイドプランを修正しフォームを崩しまた負けサイドプランを修正しまたフォームを崩し、、、というサイクルに入ってしまったのだと思います。

所謂、負のティルト。

情けない限りです。





9.日曜夕方



結局今GPでは1ポイントもプロポイントを取れず終了してしまいました。



正直ウダウダが体に絡みついて、どこまでも沈んでいきそうな感覚だったのですが、このまま何もしないと立ち直るのに1週間はかかる!という謎の予感があったので、勢いをつけて、みんなとご飯を食べに行ったり、チャイナタウンに買い物に行ったり。

特にチャイナタウンが楽しすぎて、一瞬で立ち直ることができました^^






どこかで見たようなデザインの財布やバッグが所狭しと吊るされています。

呼び込みも賑やか。






「シャチョウサン、マイフレンド!ニセモノヤスイネ!ホンモノポイ!」






何でもないおもちゃ屋の奥にタトゥーショップ((((;゚Д゚))))






店の前の道にまた店!












年中お祭りのような賑やかさ!








当然ご当地Tシャツも。






こっちはヤバいTシャツ屋さん。



とにかく店員がみんなノリが良く、自分が「こんなバッグ無いの?」と尋ねたところ、ある店では「オッケー取ってくるから、お前ちょっと店番してろ!」と言い残して店員がどこかに行ってしまいました。

しょうがないので、しましたよ、店番。やりましたよ、呼び込み。

「シャチョウサン~マイフレンド~オール50リンギット~(適当)」

幸い店番をやっている間(5分程度)、お客さんは来ませんでした^^



またある店では「あるある!ショウルームにある!ここから5分ぐらいのビル!2階!一緒に行こう行こう!」「行かねーよ!」なんてやり取りも。

(ノリとは別の話な気も?)



自分も一つお土産を買ったのですが、最初500リンギットと言われ、相手にしなかったら「オーケーオーケー!ディスカウントマイフレンド!」と言われたので「(鼻で笑いながら)せいぜい50リンギットだね」と答えたところ、店主は膝から崩れ落ち、「リアリィ!?50!? ノーー! アイルダイ! ハハハ、オーケィマイフレンド!50リンギット!」。

正直やり取りとリアクションだけでお腹いっぱいになったので、半分チップ混じりのつもりで50リンギットを渡したのですが、受け取った店主は自分にニヤリと笑いながらスックと立ち上がると、そのまま自分の友人に向かって「シャチョウサン!シャチョウサン!30リンギット!30リンギット!」と同じ商品を勧め始めたんですけど!?!?



いやー気持ちいいぐらいボラれてしまいました。

ジョセフ・ジョースターの気分を味わえたので悔しさとかはまったくありませんでしたね。

ええ、まったく悔しくありませんでした。まったく。






ヤバいTシャツ屋さんで買ったシャツでご満悦のGP静岡2014チャンプ。






こっちはチャイナタウンで買ったようなTシャツを着ているGPクアラルンプール2016チャンプ。





……

………えっ?



そうです!

自分たちがチャイナタウンから帰ってくると、松本郁弥くんがGPチャンプとなっていたのです! 大めでたい!



ひとしきり祝った後、改めて祝勝会!と言いたいところだったのですが、チャンプも含めて自分たちは全員、日曜深夜の飛行機。

残念ながら、慌ただしくホテルを後にしたのでした。






その後、空港でささやかな祝杯を上げ、今度はトラブルもなく日本へ。

月曜早朝に帰国し、自分はそのまま仕事へ。

なんと実質1泊2日のクアラルンプール行でした!





10.最後に



そんなわけで、トラブルも勝負も観光も敗北も満喫してのGPでしたが、マレーシアもクアラルンプールも本当にいいところでした。

台湾と同じく、1年に1回ぐらい行きたいところですね!





さて、次のGPは千葉。

自身初挑戦となるレガシーフォーマットということで自信はありませんが、精一杯当たって砕けようと思います。





それではまた次の機会に。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!